リレー(SRD-05VDC-SL-C)の使い方を理解しよう

みなさんはリレーと呼ばれる電気部品を使ったことがありますか。 電子部品のリレーは日常のあらゆるところで使用されています。例えば、照明のスイッチや業務用の電気器具など。電気機器に必須の部品と言っても過言ではありません。 今回はそのリレーについて紹介します。

リレー(SRD-05VDC-SL-C)の使い方を理解しよう

リレーとは?

一言でいうと、「スイッチ」です。ただし、電気のスイッチのように指で操作するようなスイッチではなく、電気信号により操作するスイッチです。

下画像は「手で電気スタンドのスイッチをつける方法」です。

皆さんお馴染みですね。

続いて、「リレーを使って電気スタンドをつける方法」が下画像です。

手が介入しなくなり、リレーという機器が取り付けられました。リレーが弁のような役割をは果たしており、リレーに「スタンドに電気を流して!」という制御がかかったら電気流します。制御方法はリレーのみだと電気のみのやり取りです。発展するとその電気をマイコンなどからOn/Offさせることもできます。

値段は?

SODIAL(R) リレーモジュール

SRD-05VDC-SL-Cが2ついたタイプです。300~400円くらいです。

私が今回使用したSRD-05VDC-SL-Cは電子工作キットに同梱されていたものです。

初心者 電子工作セット

こういうセットは見ただけでテンション上がりますねw

リレーの中身

リレーの仕組みのポイントはコイルと電磁石です。コイルに電流を流すことにより磁界を発生させ、その発生した磁界に対して電磁石が引き付けられたり離れたり、とスイッチの役割を担っています。

用途は?

身近な例ですと、車です。一般的に1台の車につき数十個のリレーが搭載されています。ほかにも生産現場の各種制御機器、電気・水道・ガスなどの制御システムで使用されています。

リレー使用時の注意事項

リレーの入力電圧とスイッチで制御する電圧の2種類がある

リレー自体は人の手の役割を担っていると思ってください。そのため、「スイッチを押す」には別にエネルギー(電気)が必要になってきます。

下の画像の例ですと、「リレーを制御する電圧(V1=5V)」と「電気をつける電圧(V2=10V)」と2種類の電圧が必要になります。その場合は電源を別々に取る必要があります。

リレーで許容できる電圧(定格電圧)はデータシートに記載されているかと思いますのでよく読んでご使用ください。データシートの記載例ですが、今回使用したリレーの規格は以下のように記載されておりました。

  1. Relay UL/CUL Rating: 10A @ 125V AC, 28V DC
  2. Relay CCC/TUV Raiting: 10A @ 250V AC, 30V DC

つまり、UL(アメリカの安全規格)とCUL(カナダの安全規格)では交流(AC)の10A/125V, 直流(DC)の10A/28Vを保障し、CCC(中国の安全規格)とTUV(ドイツの安全規格)では交流(AC)の10A/250V, 直流(DC)の10A/30Vを保障します。そして、リレーを動作させるのは本体の「SRD-05VDC-SL-C」より、5Vとわかりました。

まとめ

今回リレーをざっくりと説明しました。

スイッチともあって、いろいろな使用方法がありますが私の場合は人体検知センサーと連携させて、トイレに入るたびに松岡修造の日めくりカレンダーを読み上げてもらおうかと思います。

安全規格の説明
主要安全規格の概要